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第二種電気工事士の学科試験には、従来の「筆記方式」に加えて「CBT方式」が導入されています。CBT(Computer Based Testing)は、会場のパソコン画面上で問題を解く受験方式です。
CBTを活用すれば受験日程の自由度が大幅に上がります。この記事では、CBTの特徴・受験手順・対策のポイントをまとめました。
CBT試験とは
CBT(Computer Based Testing)は、指定の試験会場に設置されたパソコン(またはタブレット)を使って受験する形式です。マークシートへの記入が不要で、画面上で選択肢をクリックして解答します。
電気技術者試験センターが運営する第二種電気工事士の学科試験では、CBT方式が上期・下期ともに選択できます。
CBT試験の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受験場所 | 全国のCBT試験会場(テストセンター) |
| 試験期間 | 上期:3月下旬〜5月上旬(約3〜4週間) |
| 問題形式 | 従来の筆記試験と同じ(50問・四肢択一) |
| 試験時間 | 2時間 |
| 合格基準 | 60%以上(筆記と同じ) |
| 受験日の選択 | 試験期間中の都合の良い日時を選択 |
筆記試験との違い
| 比較項目 | CBT | 筆記 |
|---|---|---|
| 受験日 | 試験期間中に自由選択 | 指定日のみ |
| 会場 | テストセンター(全国多数) | 指定会場(都道府県ごと) |
| 解答方法 | 画面クリック | マークシート記入 |
| 問題 | 同一試験期間内は同一問題プール | 全受験者が同じ問題 |
| メモ用紙 | 会場提供のメモ用紙使用可 | 問題用紙の余白に書き込み可 |
| 合格発表 | 試験終了直後に仮採点(参考値)が表示される場合あり | 数週間後 |
最大の違いは受験日の自由度です。仕事や学校のスケジュールに合わせて受験できるため、準備が整った段階で申し込みをすることができます。
CBT試験のメリット
1. 受験日程を自分でコントロールできる
筆記方式の試験日は固定されていますが、CBTは試験期間中の任意の日時(空き状況による)を選べます。
- 有給を取って受験できる
- 准備が間に合わなければ試験期間の後半に受験できる
- 仕事の繁忙期を避けて受験できる
2. 全国多数のテストセンターで受験できる
テストセンターは全国の主要都市に多数あります。筆記試験の会場より身近な場所で受験できる場合があります。
3. 試験結果の確認が早い
CBTは試験終了後すぐに仮の得点(参考値)が表示されます(正式な合格発表は後日)。試験直後に結果の見当がつくため、技能試験への準備を早めに開始できます。
CBT試験のデメリット・注意点
問題用紙への書き込みができない
筆記試験では問題用紙の余白に計算や複線図を書き込めますが、CBTでは画面のみです。メモ用紙が提供されますが、問題用紙のように手元で問題を確認しながらメモを取ることができません。
対策:普段の過去問演習から「問題用紙に書き込まず、別のメモ用紙で解く」練習を意識的に行いましょう。
画面上での配線図問題
配線図の問題は、パソコン画面で図を見ながら解答します。慣れていないと画面上の図が見づらいと感じることがあります。
対策:PCやタブレットで過去問を解く練習(CBT模擬サイトや電子書籍版テキストの活用)を取り入れましょう。
受験日が集中する時期がある
試験期間の終盤は人気の日時・会場が埋まりやすくなります。早めに受験申込をして、希望する日時を押さえましょう。
CBT受験の流れ
1. 受験申込(インターネット)
電気技術者試験センターのウェブサイトで申し込みます。受験日・会場・時間帯を選択します。
2. 受験票の受け取り
申し込み後、受験票がメールまたは郵送で届きます。試験当日に持参します。
3. 当日の流れ
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 試験会場へ到着 | 試験開始時刻の10〜15分前 |
| 受付 | 受験票と本人確認書類を提示 |
| 持ち物の確認 | スマートフォン・電卓等は持ち込み禁止 |
| 試験開始 | 画面の指示に従って解答 |
| 試験終了 | 2時間で終了(早退も可能な場合あり) |
| 確認 | 仮採点が表示される場合あり |
CBT対策のポイント
画面での問題解答に慣れる
普段の学習から、スマートフォンやパソコンで過去問を解く習慣をつけましょう。
setsucanのような過去問サイトを活用すると、CBT形式に近い環境で練習できます。
メモ用紙を使った計算練習
筆記試験では問題用紙に直接書き込むことが多いですが、CBTでは別のメモ用紙を使います。
練習段階から「問題は見るだけ、計算はメモ用紙に書く」という習慣をつけておくと、本番でも戸惑わずに済みます。
配線図の問題は早めに対応
配線図を画面で見ることに慣れるため、電子書籍版のテキストや過去問を積極的に使いましょう。画面上でも配線図を正確に読み取れる練習が重要です。
申込は早めに
希望する日時・会場で受験するためには、試験期間が発表され次第早めに申し込むことをおすすめします。試験期間の後半になると空きが少なくなります。
CBTと筆記、どちらを選ぶべきか
| 向いている人 | 推奨方式 |
|---|---|
| 仕事が忙しく指定日に受験できない | CBT |
| 試験期間の好きな日を選びたい | CBT |
| 問題用紙に書き込みながら解くのが習慣 | 筆記(または事前に対策) |
| 試験会場の雰囲気で緊張する | CBT(少人数で受験できることが多い) |
| 電卓や特別な道具が必要と感じる | どちらも電卓使用不可のため同じ |
基本的にはどちらを選んでも問題の難易度・合格基準は変わりません。受験日程のスケジュールや、自分の学習ペースに合わせて選びましょう。
まとめ
CBT方式のポイントをまとめます。
- 受験日を自分で選べるのが最大のメリット
- 問題の難易度・形式は筆記試験と同じ
- 画面上での解答に慣れる練習が必要
- メモ用紙を使った計算練習を意識的に行う
- 申し込みは早めに
setsucanの過去問解説や用語集も活用して、CBTでも筆記でも万全の準備で試験に臨んでください。スマートフォン・パソコンから練習できるため、CBT対策としても活用できます。
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setsucan 編集部
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