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二級ボイラー技士の試験対策において、過去問・予想問題の活用は合格への最短ルートです。しかし、ただ問題を解くだけでは効果が薄い。どの分野が頻出で、どう使えば得点に直結するかを知ることが重要です。
この記事では、二級ボイラー技士の出題傾向と、過去問・予想問題の効果的な使い方を解説します。
二級ボイラー技士の出題傾向
試験は全40問(四肢択一)で、4科目各10問ずつ出題されます。
科目別の出題傾向
ボイラーの構造(10問)
構造科目では、ボイラーの種類と各部品の役割が頻出です。
頻出テーマ
- 炉筒煙管ボイラーと水管ボイラーの比較
- 安全弁・逃がし弁の違い(蒸気vs温水)
- 圧力計の最大目盛規定(最高使用圧力の1.5〜3倍)
- 伝熱面積と資格等級の関係
- 鋳鉄製ボイラーの特徴と制限
毎回出題されるといっても過言ではないのが「炉筒煙管ボイラーと水管ボイラーの違い」です。管の中を何が流れるかという基本を押さえましょう。
ボイラーの取扱い(10問)
実務的な操作・管理に関する問題が出ます。
頻出テーマ
- 点火前のプレパージ(前換気)の必要性
- 水面計の機能確認(1日1回以上)
- ブロー(排出)の目的・種類・タイミング
- キャリオーバーの原因と対策
- 低水位遮断装置の動作
「水面計の確認は1日1回以上」という法令上の数字は毎回出題されると想定して覚えてください。
燃料及び燃焼(10問)
重油・ガス・燃焼の原理が問われます。
頻出テーマ
- 重油の特性(粘度・予熱の必要性)
- 空気比(過剰空気係数)の意味と影響
- 通風の4種類(自然・強制・誘引・平衡)
- 不完全燃焼の原因(空気不足・混合不良)
- 都市ガスとLPGの空気比較(比重の違い)
関係法令(10問)
数字の暗記が得点に直結する科目です。
頻出テーマ
- 各等級の取扱い範囲(25㎡未満・25〜500㎡・500㎡以上)
- 性能検査の実施頻度(1年に1回)
- ボイラー技士免許の交付者(厚生労働大臣)
- ボイラー室の設置基準(天井まで1.2m以上)
- 落成検査・性能検査の違い
過去問・予想問題の正しい使い方
ステップ1: まず1回解いて「現在地」を知る
テキストを読んだ後、まず問題を1セット解いてみます。正答率が30〜40%台でも落ち込まないでください。最初は「現在地の確認」が目的です。
ステップ2: 解説を熟読する
問題を解いた後、正解した問題も含めてすべての解説を読むことが重要です。偶然正解した問題の解説を読むことで、本当の理解が深まります。
間違えた問題は、テキストの該当箇所に戻って確認しましょう。
ステップ3: 3〜5回繰り返す
記憶の定着には繰り返しが不可欠です。同じ問題を3〜5回解くことで、選択肢のパターンが頭に入り、本番でも落ち着いて対応できます。
| 演習回数 | 期待できる効果 |
|---|---|
| 1回目 | 現在地の把握・問題形式の慣れ |
| 2回目 | 解説理解の確認・弱点発見 |
| 3回目 | 知識の定着・正答率の上昇 |
| 4〜5回目 | 本番レベルの安定した正答 |
ステップ4: 苦手科目を重点演習
4科目のうち正答率が低い科目があれば、その科目の問題を重点的に繰り返します。各科目40%以上が必要なため、1科目でも極端に弱いと不合格になるリスクがあります。
問題を解くときの注意点
「消去法」を使いこなす
二級ボイラー技士は四肢択一です。正解を直接わからなくても、明らかに間違っている選択肢を消去することで正答率を上げられます。
特に法令科目では「ボイラー技士免許を都道府県知事が交付する」などの明らかに誤りな選択肢をすぐに消去できるようになれば得点が安定します。
数字問題は確実に得点する
「性能検査は年1回」「水面計確認は1日1回以上」「天井まで1.2m」「圧力計は最高使用圧力の1.5〜3倍」といった数字問題は、暗記さえすれば確実に正解できます。これらを完全に覚えることで、最低5〜6点は安定して確保できます。
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まとめ
二級ボイラー技士の過去問・予想問題活用の鉄則は次の3点です。
- 繰り返し解く(同じ問題を3〜5回)
- 解説を熟読する(正解問題も必ず)
- 数字問題は確実に覚える
出題傾向を把握した上で頻出テーマを重点的に演習することで、合格ライン(全体60%+各科目40%以上)は十分届きます。当サイトの予想問題を活用して効率的に対策を進めてください。
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監修・執筆
setsucan 編集部
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